199211 S130クラウンセダン2000 スーパーサルーンエクストラ特別仕様車

カタログコード: TA1369-9211

1992年11月に新登場となる1G-FE搭載クラウンセダン・スーパーサルーンエクストラの特別仕様車です。

ロイヤルサルーン用の内装を特別に施した、質感あふれる室内。

シート表皮の材質を標準のモケットからロイヤルサルーン用表皮のジャガードモケットに変更。 ただしシート表皮の縫製パターンは本来のまま。 更に、フルファブリックドアトリムにアップグレードされ、電動格納式リモコンドアミラーが標準装備に。 勿論電動リモコンフェンダーミラーも選択できました。

この特別仕様車には3枠仕様と5枠仕様が用意されており、興味深いことにこの5枠仕様の種車は本来のスーパーサルーンエクストラとは全く違うものです。

ベース車両本来のスーパーサルーンエクストラには1JZ-GE(2500cc)、1G-FE(2000cc)、2L-THE(2400ccディーゼルターボ)の3種類のエンジンが用意されておりすべてのエンジンで3枠と4輪独立懸架仕様に統一されていますので、型式はJZS-131, GS131H, LS131Hとなっておりすべて2000ccのスーパーサルーンエクストラグレードに当たるAEPJKのサフィックスが割り当てられています。

この特別仕様車の5枠仕様の型式はGS-130-AEPJK

従って、この5枠仕様は型式から理解するとスーパーデラックス、デラックス、スタンダードの1G-FEタイプの車体にAEPJKのトリムが組み合わされた意味になります。

後輪はセミトレーディングアーム式コイルバネ(独立懸架)ではなくトレーディングリインク車軸式コイルばねサスペンションになり、ブレーキもベンチレーテッドディスクブレーキからリーディングトレーディング(ドラム式)になります。

ある意味スーパーデラックススーパーサルーンエクストラの1G-FE仕様のロイヤルサルーン仕様です。

余談ですがこの当時はSRSエアバッグはまだ注文装備でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 通りすがりのものです より:

    はじめまして
    たまたま通りがかり拝見したものです
    こちらのモデルですが前月の92年10月にリアリジッド標準ボデーのスーパーサルーンエクストラが新設定されています
    なので5ナンバーの特別仕様車もこれのフロアAT車がベースになっております
    コラムAT車(GS130-AESJK)も設定されセダン生産終了の95年12月まで継続してラインアップされていました
    以上僭越ながらご参考まで…

    • Satox より:

      はじめまして。
      正しい情報を頂きましてありがとうございます。
      なるほど・・・お陰様で当時の疑問が解決です。

      93年のカタログを見てみるとラインナップされていますね。
      130系前期後期のスーパーサルーンとスーパーサルーンエクストラはIRSなので後半は標準ボディーを車軸式で揃えた状況で復活したんですね。

      今更ながら改めて勉強になりました。